| 
  アストロデザイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:鈴木 茂昭、以下アストロデザイン)は、国立研究開発法人情報通信研究機構(本部:東京都小金井市、理事長:徳田 英幸、以下NICT(エヌアイシーティー))総合テストベッド研究開発推進センターが主催する「超高精細映像を用いた広域映像配信実証実験」に参加しました。本実験は、NICTと産学官約70組織がそれぞれ技術や人材、機材を持ち寄り、札幌・東京・大阪・沖縄などの複数拠点を結び、通信・映像に関する技術検証を中心として行われたものです。 
  
(画像提供: 国立研究開発法人情報通信研究機構) 
◆ 当社参加実験の概要 
 超高精細8K非圧縮映像を利用した各種配信実験・性能評価、他
沖縄から8K映像(59.94Hz YUV4:2:2 10bit)を非圧縮でSMPTE ST 2110準拠の信号に変換してIP伝送し、大阪や東京でマルチキャストによる映像受信・表示に成功しました。 
日程 2022年2月2日(水)~11日(金) 
 拠点 沖縄:宜野座村サーバーファーム 
 大阪:グランフロント大阪 北館 3F 『The Lab.』アクティブラボ 
 東京:秋葉原UDX20F 独立行政法人情報処理推進機構 産業サイバーセキュリティセンター 
 当社使用機材 
 ・8K IPゲートウェイ IG-5114 
 ・8Kクロスコンバータ SC-8229、SC-8219 
 ・12G-SDI to HDMI2.1コンバータボックス SD-7076 
 ・8Kレコーダ HR-7518 他 
NICT総合テストベッドサイト 
 https://testbed.nict.go.jp/event/yukimatsuri2022-press.html 
送信側 沖縄 
   
沖縄では8Kスイッチャーからの映像を8K IPゲートウェイIG-5114に入力。SDI信号をSMPTE ST 2110準拠のIPストリームに変換。ストリーム形式は8Kシングルストリームを採用することで、制御を簡易化することに成功。非圧縮8K映像のIP伝送には1映像素材あたり約48Gbpsの帯域が必要となるため、100Gbps回線を使い伝送されました。 
受信側 大阪                          東京 
   
沖縄からマルチキャスト伝送されてきた映像を大阪・東京で受信し、各拠点の8KTVに映しました。実験時には一部区間で発生したリンクアグリゲーション(複数のポートを束ねること)によるパケットリオーダリング(IPパケットの順序入替)にも対応し、IPストリームの変化に柔軟に対応しました。 
 アストロデザインは今後もこのような実証実験への協力や協業を通して、映像通信技術のさらなる発展、向上に貢献してまいります。 
以上 
 |