背景

 2018年12月より新4K8K衛星放送がスタートし、民生用の8Kテレビが販売されています。8K60p映像の視聴方法は、NHKのBS8K放送を見るか、PCなどからHDMIケーブルをつないで8K映像表示するかの2通りです。(2021年5月現在)

 8K解像度(横7,680ピクセル×縦4,320ピクセル)の映像を画素数で表すと、約3,300万画素になります。一般的なHDや4Kのモニタと同じ32~55インチ程度では解像度感の差を感じにくく、より大きい70~100インチ程度で8K映像の凄みを体感できると言われています。

 今回は、NHK様の番組制作の8K映像表示の演出部分における撮影協力の取り組みをご紹介します。

8Kタイムラプス映像の上映

 2021年春、NHK BS8KとBS1(HD)で 「BS1スペシャル ウイルスハント タイムラプス 世界初 8Kで迫る新型コロナ」という番組が放送されました。新型コロナウイルスに感染した細胞の世界初の8Kタイムラプス撮影を行い、その映像を試写するまでの一部始終に密着した3ヶ月のドキュメンタリーです。

 アストロデザインは、光学顕微鏡を使い感染細胞内部を8Kタイムラプスで撮影した映像の試写に協力しました。常設のスクリーンがある雪が谷大塚の本社6F大会議室に8Kプロジェクターと再生機を設置。8Kレコーダー HR-7518から撮影映像を再生し、8Kプロジェクター INSIGHT Laser 8K Imaging by ASTROによる190インチの大画面表示を行いました。

 未だ謎多き新型コロナウイルスの実態を名だたる研究者の方々に8Kスクリーンでご覧頂き、その議論の様子が放送されました。

 番組では、以下のような発言がありました。
「8Kになってはじめてわかるようになった。PCモニタで見えているものはあったが、8Kスクリーンで見ることで、見えなかったものが見えるようになった」
「ウイルスの周囲で起きていることを細胞レベルで確認をする。8Kを通して、目で見えない世界を見るように努力することでも科学の前進につながる」 

 8Kプロジェクターを利用し8K映像を大画面に表示することで、今まで見えなかったものを発見し、多くの方とともに映像を視聴することが可能です。アストロデザインはこれからも科学や医療分野における8K映像の活用を推進していきます。

利用機材・オペレーション

・8K SSDレコーダ HR-7518
・8Kプロジェクタ INSIGHT Laser Imaging by ASTRO

撮影した8Kタイムラプス映像をSSDパック(MM-210)に保存。
8Kレコーダー(HR-7518)から映像を再生し、8Kプロジェクター(INSIGHT Laser 8K Imaging by ASTRO)で8K表示。
研究者の方々の要望で止めたり、巻き戻したり、コマ送りをしたり、再生スピードを変えて上映を行いました。
HR-7518だからこそできるオペレーションです。

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