ASTRO JOURNAL vol.158
NHK技研公開2026レポート vol.1 Web版
アストロデザイン メールマガジン読者の皆様、
アストロデザイン 企画・マーケティング戦略部門の古瀬(ふるせ)です。
いつもメルマガをご愛読いただき、ありがとうございます。
本日5/28(木)~31(日)の日程で、今年もNHK技研公開2026が始まりました。私は社長のお供で招待日に拝見する事が出来ましたので、アストロデザインのパートナーのみなさまに、今年の技研公開の見どころの速報を。今年はNHKの放送現場での技術を展示する「NHK TECH EXPO」との同日開催(共催?)です。で、両方とも同じ日に、同じ場所(世田谷 砧の放送技術研究所)で見せて頂きました。利便性が向上して、私的には非常に良かったと感じています。熱が冷めやらぬうちにレポートをお届けいたします。何らかの形で、みなさまのお役に立てればと思います。

NHK 技研公開ホームページ
https://www.nhk.or.jp/strl/open2026/index.html
NHK TECH EXPO ホームページ
https://www.nhk.or.jp/techexpo/index.html
【今年の見どころ:その1】
技研公開といえば、「どこにアストロデザインの製品が使われているか?」を探すのも面白いのですが、今年も「こんなところにアストロが!」という展示を拝見して来ました。 まずはそこから。。
A)展示番号11 可搬型リアルタイムアバター合成システムの…
今朝(5/27水)の、NHKの朝のニュースでも紹介されていましたが、「展示番号11 可搬型リアルタイムアバター合成システム」に、アストロの機材が使われています。これは、リアルタイムCGのキャラ(ラボちゃん)と実写を組み合わせて合成する技術ですが、その左側に「スイッチャー操作画面」なるものが展示されています。これは、「8K解像度で撮影して、必要な部分を任意の解像度で切り出して使用する」という、8K切り出しシステムを最大限活用したシステムです。最近ではROI(Region Of Interest:関心領域)とも呼ばれ、映像や画像の一部(必要な部分)を、切り出したり、拡大したりして活用する技法です。8Kの解像度で領域全てを撮れば、16倍ズームした領域でもHD解像度(2K)で切り出せます。そのため近年では、「大量のカメラを使う必要が無い(省人化)」と、「撮り逃しが無い」という2つのメリットで活用が進んでいます。特にNHL(全米ホッケーリーグ)等のスポーツで採用が進んでいる技術ですが、今回はNHKさんが「スタジオでの活用」「CGキャラとのリアルタイム合成」と組み合わせて、スタジオでの放送の現場での活用を提示されていらっしゃいました。もう、実用化も近いのでしょうか。8Kの効果的な応用技術として、今後の本運用に期待、です!



B)展示番号15 ライブ出力対応 15K360度カメラの…
先ほどの「8K8Kカメラからの切り出し」には続きがありまして、展示番号15の「ライブ出力対応 15K 360度カメラ」にも、アストロの技術が活用されていました。ドローンに搭載した超小型8K8Kカメラ(魚眼レンズ付き)で、スペインバルセロナの「サグラダファミリア」を撮影した超高精細HMD(ヘッドマウントディスプレイ)用のコンテンツが展示されていたのですが、その撮影用の8K8Kカメラとレコーダーにもアストロのロゴが。。

大人の事情で、現時点では一般販売が出来ないのですが。。
ちなみに、この「8K撮影技術+ROIによる映像制作技術」により、NHKさんは先月4月に行われた世界最大の放送機器展「NAB Show 2026」で、Best Paper Awardを受賞されています。8K映像技術は、次世代の映像制作技術として、世界中から注目され、評価されています!




【まとめ】
NHKの技研公開、個人的にももう25年以上通っていますが、毎回本当に技術者として刺激を与えられる機会です。自分の専門の世界も、自分の専門外の世界も、まさに「ハッとさせられる」技術的な発見があります。特に今年は展示内容も厳選されていたようで、説明員(研究員)の方と会話して各ブースからなかなか離れられず、同行者にご迷惑をかけてしまいました。(汗!)
でも、研究員の方々の説明も本当に分かり易いですし、最先端のディープテックを平易な言葉で説明する“訓練”が行き届いている印象です。さすがのNHKクオリティ!近年では以前は週末に子供を連れて行ってましたが、家族連れで楽しめる工夫もしっかりとされてます。むしろ、お子さんが「最先端の技術」に触れあえる場として、今週末にいかがでしょうか。テレビの向こう側を観れる良い機会ですよ!(しかも入場無料!)
次回は、「NHKでこんなこともやってるの!」として、研究所としてのNHK技研の展示をご紹介したいと思います。学会発表が終わったばかりの「最先端の、映像の未来」が垣間見れるNHKのDeep Techをご紹介出来ればと思います。
出張先からの「書いて出し」なので、乱筆乱文はご容赦ください。
2026年5月27日 古瀬(ふるせ)
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このNHK技研公開レポートに、ご意見・ご質問のある方は、古瀬まで直接ご連絡ください。
Mail : furuse-hiroyasu@astrodesign.co.jp
古瀬/アストロデザイン(株) 企画・マーケティング戦略部門 管掌 執行役員
LinkedIn : www.linkedin.com/in/hiroyasu-furuse-32925135