高度放送サービスの未来
2018年12月、新4K8K衛星放送が開始されました。
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、いよいよ8Kは本格的普及へと向かいます。
8Kをはじめとする放送サービスの高度化においては
・高精細、高臨場感の映像技術を活かした次世代の映像サービス とともに
・放送番組とインターネットが本格的に連携した高度なサービス つまり、放送と通信のスムーズな連携が求められています。
そこで、現在の地上デジタル放送で採用されているMPEG-2 TSに代わって、
新たに登場した多重化技術がMMT=MPEG Media Transportです。
MMT
放送番組を電波として送信する際、映像、音声、字幕、番組情報などのさまざまなデータを、ひとまとめに(=多重化)します。
MMTは、MPEG-2 TSの後継として2014年にISO/IEC23008-1(MPEG-H)で規定された、大容量データの伝送やスマートデバイスに対応するIP(Internet Protocol)フォーマットベースの多重化方式です。
高度BSデジタル放送、高度広帯域CSデジタル放送での多重化方式は、MMTとTLVが使用されます。
MMT/TLVは、まったく新しい技術、コンセプトであるため、従来方式との互換はほとんどありません。つまり、
・放送機材
・検証素材
・受信機器
これらはすべて、MMT/TLVに対応した新規開発が必要となります。
アストロデザインでは、すでにMMTをベースにした豊富な技術研究の知識と経験を元に、さまざまな製品を展開しております。放送機器メーカー、受信機メーカー様など、これからMMTに携わるすべてのお客様のニーズにお応えしていきます。