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<機材協力>株式会社山陰放送 開局60周年記念特別番組を4K映像で撮影

   
News release

   
2013 年 8月27 日
アストロデザイン株式会社
東京都大田区南雪谷1-5-2
 
 <機材協力> 株式会社山陰放送 開局60周年記念特別番組を4K映像で撮影
出雲大社の60年ぶりの「遷宮」を撮影
 

デジタルビデオ機器の専業メーカーアストロデザイン株式会社(本社:東京都大田区 鈴木茂昭社長)は、株式会社山陰放送が、8 31 PM2:002:54TBS系列で放送される開局60周年記念特別番組『古代ロマン歴史の源流 出雲(目には見えない宝もの)』の撮影に4K関連の機材協力を致しました。

~㈱山陰放送 テレビ制作部 北井勇作様のコメント~

これまで、出雲大社御本殿内部の撮影は御法度とされてきたのですが、「遷宮」の機会に許可が下りるのでは…という期待はありました。昨年11 月のInterBEE 会場で充実した4K機器が展示されているのを見て、4Kカメラによる『記録映像の撮影』という提案を思い立ち、アストロデザイン様に協力を打診したところ、前向きな回答をいただいたので、出雲大社に提案することになりました。技術的な説明を行いながら交渉を重ねていたところ、総務省が『次世代高画質テレビ規格「4K」を使った放送を、来年7月に放送する方針を固めた』との報道がありました。出雲大社内でもそのような情勢を見極めて検討していただいた結果、「意義のある撮影である」と、撮影が認められました。

今回の主目的は「記録映像」の撮影なので、最高スペック(4K59.94P10bit)の収録としました。解像度は番組でも使用する事を考慮しQFHD169)。4K データとパラでオフライン編集用に、C500 本体内でプロキシ映像を収録。カメラ~レコーダー間は30mの同軸2対ケーブル(ベース~御本殿大床までの長さ)を2 セット自作。テストでJ-J による+30m の延長が可能でしたので、レコーダーはカメラと一体型とせず、ベースに置くこととしました。カメラ周り以外はすべてAC駆動となり、バッテリー不足の心配から解放されました。後半ベース移動が生じ、レコーダーと9.6吋モニタを移動させバッテリー駆動で撮影を行ったのですが、フォーカス確認に、モニタの拡大・ピーキング機能がとても有効でした。

出雲大社御本殿 4K撮影システム図

出雲大社から許可が下りてから撮影まで1ヶ月という短期間でしたが、皆様の献身的な協力を得て無事に撮影を終える事が出来ました。カメラ周辺機材のほとんどがフィルム用の機材であり、テレビ撮影とは少し異なる撮影となりました。午前中は技術要件で時間を要する事が多かったのですが、後半、スタッフも慣れてきて、テレビの撮影現場並みに機動力のある撮影が出来たのは収穫でした。最近、ビデオ撮影でもDSLRタイプのカメラが増え、RAW での収録も多いと聞きます。ワークフローに置き換えてみると、現像、カラーグレーディングのプロセスが現場のVEの調整となるでしょう。現場でRAWのまま収録してしまうとポスプロでの作業量が増えるばかりです。現場でVEが調整を行い、編集では修正程度で済むような状態のものを収録できれば効率は上がります。今回、リアルタイムで現像した出力を見ながら、色味や階調を確認するところまで出来たましたが、今後は現場でカラーグレーディング(的なこと)が出来るシステム、人員が必要だと感じました。

撮影に参加して頂いた関係者の皆様、そして、このような撮影のチャンスをいただいた出雲大社様に、改めて御礼申し上げます。

番組内容、撮影風景
http://www.youtube.com/watch?v=rPV4C10lC9E&feature=youtu.be

 

協力機材
4K 9.6インチLCDモニタDM-3409
4K 32インチ液晶モニタDM-3432
4K 56インチ液晶モニタDM-3410-A
ポータブル4K SSD非圧縮レコーダHR-7510SSDパック
PC、データコピーツール

番組の詳細については、株式会社 山陰放送の番組情報をご参照下さい。
http://bss.jp/tv/izumo2013/index.html


ニュースリリースに関するお問い合わせ先】

145-0066 東京都大田区南雪谷1-5-2
アストロデザイン株式会社 第一営業部

Tel 03-5734-6301 Fax 03-5734-6104

 

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